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【gallery_c】神様の遣い

  • 執筆者の写真: 千景
    千景
  • 2022年1月16日
  • 読了時間: 2分

更新日:2022年2月12日

🔔『神様の遣い』は、PC版のみ掲載しています。


20代前半、社会に出たばかりで不安定だった私は

癖のように悪い未来を想像するようになり、

その恐怖が心を蝕んでいきました。


特に自然災害のこと。


次にまた大きな地震や台風が日本を襲ったとき、

妹が暗い電車の中で一人ぼっちだったら...

娘を心配した母は憔悴するだろう...

ペットが逃げ場を無くしていたらどうしよう...

毎日を懸命に、正々堂々と生き抜いてきた人たちが

理由もなく怖い目に遭うなんて耐えられない...


家族のことを中心に次々と想像が膨らんで

どうしようもないのにいてもたってもいられないような

見えない闇にすっぽりと覆われてしまう感覚に度々襲われ

意味もなく泣きました。


そんな私を救ってくれたのが『神様の遣い』です。


この世にはきっと神様の遣いがいて

助かるべき人を助けに来てくれる、という考え方。

この閃きで私は随分と楽になりました。🌿


大切な人や自分自身が神様の遣いに選ばれるかはわからないけれど、

選ばれなかったならそこにもまた理由があるはずで、

それがその人の前向きな運命だろう、と思えるようになりました。

と言うより、信じるようにしました。


***


絵を描くにあたって鋸山に登りました。⛰🥾

写真はその時の。

実は第47回近代日本美術協会春季展出展の際には

崖の下に車が描いてあったのですが消しました。

気が向いたらまた描くかも。


千景







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